少林拳と太極拳

太極拳というと、ある程度の年齢のおじさんやおばさんたちが集団でゆっくり~と、ゆったり~と息をゆっくり吸ったり吐いたりしながら足を伸ばしたり腕を伸ばしたりしている健康体操をイメージしますが、健康や長寿に良い!というイメージのほうが強いのですが、実は立派な中国武術でもありルーツは少林拳にあります。もちろんゆっくりとした健康系の太極拳と区別するため、武当派と呼ばれています。

中国武術

中国大陸を起源とした武術の総称を「武術:ウーシュ」と呼んでいます。台湾では國術(グォーシュー)、広東省では功夫(カンフー)と呼ばれています。日本では中国武術よりも中国拳法とも呼ばれています。中国では中国武術はスポーツとして、武術競技が行われています。中国武術の歴史はこれまた中国の歴史と同じようにとても古くからあります。時代は漢王朝の時代に黄河沿いに住んだ人たちの間で、自衛を含めた戦のための鍛錬から始まったといわれています。

そしてもちろん中国武術の門派は、民族の数に比例して数え切れないほどの門派があります。「おれのとこが一番だ!」というオレのところがナンバー1ということを誇示するために、伝説上の有名人であったり英雄が創始者として逸話が多くなっています。

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少林拳の開祖は?

少林寺の武術の起源はだれか?!という伝説では、こちらもインドからやってきて禅宗の開祖でもある達磨です。達磨が少林寺拳の始祖だと伝えられています。少林寺に達磨が来て、禅宗の教えを授ける際にあまりにも少林寺の僧侶たちが体力がない!ということに嘆いた達磨は、「体力なくして精神を鍛えることなどできぬ!」と僧侶たちに、体力を鍛える秘法、易筋行、洗髄行を授けました。そしてそれから後に、洗髄行は残念なことに失伝してしまいましたが、秘法の「易筋行」を元にして少林寺で「十八羅漢手」という武術が発達しました。「十八羅漢手」を元にして少林拳が出来たといわれています。

実際には、少林寺で達磨が坐禅をしたという伝説があるだけなので、実際に達磨が少林寺の僧侶に、武術を授けたというのは、後世に作られた逸話だといわれています。

少林拳は外家拳

少林拳のアクションは、見ているほうも惚れ惚れとするほど美しい筋肉で、無駄な脂肪などまったくない研ぎ澄まされた鋼のような強靭な肉体の持ち主です。そのため、少林拳は筋骨、体力を鍛えて、体を外面から強くして剛力をつかう武術を外家拳と呼ばれています。ところが実際には、少林拳は初期の練習ではもちろん筋骨を鍛えていきますが、練習度合いが高まっていくと筋骨ではなく内面を鍛えていきます。

一般的に外家拳と言われているのは、少林拳のほかに、翻子拳(ほんしけん)、八極拳(はっきょくけん)、蟷螂拳(とうろうけん)、鷹爪翻子拳(ようそうほんしけん)があります。

代表的な外家拳

  • 翻子拳:ほんしけん・・・中国武術の中でボクシングに一番似ているといわれます。ボクシングと似ている点として、猛烈パンチを連続して相手に打ち込んでいくからです。主に伝わるのは中国の河北省です。
  • 八極拳:はっきょくけん・・・中国武術の中でも、破壊力を誇る拳法です。理念は八方の極遠に達する威力で、敵の防御を打ち破るというものです。別名半歩拳法とも言われています。敵と近く接近した間合いで戦うことが得意です。接近戦重視のため、体当たり的な技法もあります。
  • 蟷螂拳:とうろうけん・・・カマキリの形態をまねた独自の手形を使った技が有名です。得意なのは、素早いスピードでの攻防が得意で、中間距離から近い距離で戦います。
  • 鷹爪翻子拳:ようそうほんしけん・・・伝説では武兵訓練用の武術とした「岳氏散手」とも言われています。

太極拳の開祖は?

張三豊(ちょうさんぽう)という、伝説的な人物で、元・明の時代に生きた道士でもあり仙人とも言われている張三豊が創始者とされています。張三豊は少林寺で修行しました。そして少林寺での修行を終えた後に武当山(ぶとうさん:別名は太和山)にこもって修行して、そこで道教の呼吸法や心身鍛錬法などを合わせた「内家拳」を編み出したとされています。

張三豊自体が、とても謎めいて伝説的な仙人となっているため、少林寺の武術よりももっと柔軟な体術を使って、少林寺の武術よりも洗練された武術だということを張をしたいがために、伝説的な仙人を始祖としているのではないか。ともいわれています。

ところが、中国の考証学の祖と称される黄宗羲(こうそうぎ)なる、学問的態度で実証的な思想を説いて、清時代の儒学者として知られている彼がが記した王征南墓志銘に、「張三豊が内家拳法を創始し、王征南はその使い手」だと記されていることから、伝説ではなく事実ではないか?!ともいわれています。

太極拳は内家拳

太極拳は呼吸といったことや、心や精神面の鍛錬が必要で内面を鍛えることで柔軟な力を使う武術だから内家拳だとも言われています。ところが実は太極拳にも剛の力が多く含まれています。内家拳といわれるのにもいろいろな諸説があり、道教では修行者を道家というために少林拳を外家拳とよんで、自分達の武術の太極拳法を内家拳と称したという説などもあります。

一般的に内家拳といわれるのは、太極拳のほかに形意拳(けいいけん)・八卦掌(はっけしょう)などがあります。

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代表的な内家拳

  • 形意拳:けいいけん・・・見栄えのする大技が少なくて、とてもシンプルな外見をしているのが特徴になります。発祥は清朝末期に、李洛能(りらくのう)によって作り上げらて、李の弟子によって伝承されています。
  • 八卦掌:はっけしょう・・・内家拳の代表格ともいえる武術で、八卦に基づいた技術理論です。一見すると舞踊のようにも見える動作が特徴に成っています。武器を使った槍、刀、剣といった武器術編もあります。

六合八法拳:ろくごうはっぽうけん・・・身体の内にある力学と効率的な身体運用の原理を分析して、6つの和合と8つの方法を六合八法として残して代々伝承者に密に受け継がれてきた「この世の中で、最後の秘伝的な拳法」だといわれている大変古い拳法です。

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